私、管理人のカナリもADHDなのですが、自分の体感で言うと、思考がとっ散らかっていて落ち着きがなく、物事を熟慮することが出来ない、相手の気持ちを深く考えられない、自分が置かれている状況がうまく判断できない、などが主な特徴かなと思います。
加えて私の場合は、計算ができない、人の顔と名前がいつまで経っても覚えられない。一人だと目的地にたどり着けない、地図が読めない、時計が読めない、左右盲、トゥレット症候群がある…などがあり、自分で言うのもなんですが、結構生き辛いレベルかも知れないと思いますね。
この記事を読まれている方は、ご自分がADHDと診断されている、または疑いがある、もしくは、ご家族や親しい方にADHDの方がおられるなど、ADHDの情報が何かしら必要な方なんじゃないかと思います。ですので、医療者側ではなくて、ADHD当事者である私の視点で色々とADHDについて綴っていこうと思います。ただ、前述の通り私は医療者ではなく当事者側ですし、なにせADHDは頭の中がとっ散らかっているので、なんとか頑張って出来る限りわかりやすい情報を発信していこうと思いますので、どうかよろしくおねがいします。
医学的には遺伝すると言われていますが、私もおそらく、遺伝の要素が強いんじゃないかと思います。私の母が私にそっくりです。とにかく、そそっかしくて物をなくしやすく、思い込みが激しくうっかりしている。母はADHDの診断は受けていませんが、多分心療内科を受診すれば診断されるんじゃないかと思っています。
そういう前提を踏まえて、ADHDは遺伝するんじゃないかと思うんですよね。ただ、私の妹は凄くしっかりしていて私や母と真逆のタイプなので、必ずしも遺伝するわけではないと思います。
出来ないことは多いですが、何も出来ないと言うことは無く、むしろ興味を持ったことは普通の方よりもやり込むんじゃないかと思います。実際私はサイト作成のHTMLとかデザインとか凄く好きなので、納得するまで何日でも集中してやり込みます。これは発達障害の特徴なんじゃないかと思っています。
この特徴は、ADHDの厄介なところであり、同時に大きな強みになります。この部分を活かしていければ、発達障害の生き辛さがあってもなんとか折り合いをつけながら生活していけるんじゃないかと思います。
今回は、HDHDの発達障害がどんなものかを本人視点でお話してみました。次回より、ADHD当事者のカナリの生活や心がけていること、困っていることなどを記録していこうと思います。
ADHD当事者の方で色々気になることがある方、ご身内や親しい方にADHDの方がおられて聞きたいことがある方などは、お気軽に連絡フォームAMPからお声を書けてやってくださいね。増田剛己 | 2015年02月06日発売
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